企業BCP・災害対策本部向け
災害時の臨時拠点でポケットWiFiを使う時の
確認ポイント
地震や風水害で通常の事務所が使えない時、災害対策本部や臨時業務拠点では、安否確認、被害情報の共有、取引先への連絡、受発注などに通信手段が必要です。しかし、携帯回線も基地局の被災、停電、混雑の影響を受けるため、ポケットWiFiを1台置くだけでは事業継続対策になりません。
人命と安全を最優先にしたうえで、止められない業務、連絡責任者、複数の通信手段、給電、情報管理、切替手順を平時に決めておきましょう。料金、容量、対応回線、発送、支払方法、契約・返却条件は変更される場合があるため、導入前に公式情報と窓口で最新条件を確認してください。
災害対応チェック
臨時拠点の通信準備で
確認したい6つのポイント
避難、救護、安否確認を優先し、その後に続ける業務を絞ります。連絡、受発注、決済、顧客対応など、通信が必要な業務と最低限の担当者をBCPに記載します。
本社が使えない場合の候補地、集合条件、情報連絡責任者、代理者を決めます。建物の安全、避難指示、立入制限を確認し、安全が確保できない場所では通信作業を行いません。
固定回線、携帯電話、ポケットWiFi、SMS、衛星通信、無線などから自社に必要な手段を組み合わせます。同じ設備や電源へ依存していないかを確認し、優先順位も決めます。
端末、PC、スマートフォンを何時間使うかを整理し、モバイルバッテリーや安全に使える予備電源を準備します。動画会議や大容量ファイルは抑え、緊急連絡を優先できる運用にします。
SSIDやパスワードを不特定多数へ公開せず、業務用と来訪者用を分けます。端末台帳、多要素認証、画面ロック、暗号化、会社指定VPNなどを社内規程に沿って運用します。
担当者が実際に臨時拠点へ移動し、予備回線への接続、安否確認、取引先への連絡、バッテリー交換まで試します。接続できなかった条件と改善担当を記録します。
向いているケース
らくらくどこでもWi-Fiが候補になる災害対応
固定回線工事を待たず、利用場所の安全と電波を確認したうえで、PCなどの業務端末を接続する回線候補が必要な場合です。
通常の固定回線が停止した時に備え、携帯回線を使う予備手段を平時から準備し、定期的に疎通確認する場合です。
公式案内にあるUSB・Type-C対応を前提に、PCや適切な予備電源からの給電方法を事前検証しておく場合です。
端末番号、配備先、管理者、点検日、貸出・返却、故障時対応を総務や情報システム部門が一元管理できる場合です。
ポケットWiFiだけでは向かないケース
基地局や伝送路の被災、長時間停電、広域の通信混雑が起きると、ポケットWiFiも接続できない可能性があります。人命に関わる連絡、通信停止をほぼ許容できない重要業務、避難所や大人数向けの通信を、単一の端末や同一系統の携帯回線だけへ依存させないでください。
災害時の通信は、衛星通信、無線、公衆電話、SMS、災害用伝言サービス、オフライン手順などを含めて検討します。必要な免許・資格、設備、費用、利用条件は手段ごとに異なるため、防災担当者、情報システム担当者、通信事業者と確認してください。
法人BCP・臨時拠点の通信相談
拠点数・重要業務・必要台数・給電方法を伝えて確認する
通常拠点と代替拠点、止められない業務、同時接続端末数、必要な利用時間、予備電源、管理責任者を整理すると相談しやすくなります。最新の容量、対応回線、発送、支払方法、契約・返却条件は公式窓口で確認してください。
公式情報
サービス条件と自社BCPを確認してください
通信サービスの料金・提供条件は変わる場合があります。災害対応は自治体の避難情報、自社BCP、防災責任者の指示を優先してください。