2026年7月27日|通信業界ニュース
通信4社が災害時の電源確保で連携|法人のWiFi・端末BCP
NTTグループ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルと、モバイルバッテリーメーカー7社は、大規模災害時に被災地の電源確保を支援する連携協定を締結しました。取り組みは2026年6月1日に開始され、メーカーがモバイルバッテリーや充電ケーブルを調達・提供し、通信事業者が被災状況などに応じて避難所等へ配送します。
この協定は法人の事業所へ電源を常時保証するものではありません。一方で、通信BCPでは回線の冗長化だけでなく、スマートフォン、ポケットWiFi、PC、決済端末を動かす電源の確保が欠かせないことを示す動きです。
この記事の要点
何が起きたか
2026年5月18日、モバイルバッテリーメーカー7社と通信事業者各社は、大規模災害発生時の被災地への電源確保に関する連携協定を発表しました。協定では、メーカー側がモバイルバッテリー、充電ケーブル、使用方法や返却方法を記した案内を提供し、通信事業者側が避難所などへの配送を担います。
提供される機材は、被災地の要望、被災状況、各社の在庫状況などを踏まえて決まります。支援情報の様式も共通化し、今後は合同訓練や参加事業者の拡大を進める方針です。
法人・店舗・現場・イベント・出張利用への影響
停電時はWiFiルーターだけでなく、スマートフォン、タブレット、決済端末の給電も必要です。止められない機器を先に決め、必要容量と充電順を整理します。
常設電源が不安定な場所では、端末ごとの給電規格、稼働時間、車載電源や蓄電池との接続可否を確認します。高温・低温環境での保管条件にも注意が必要です。
来場者対応、受付、決済、スタッフ連絡のうち、どれを優先するか決めます。多数端末を同時充電できるとは限らないため、予備端末と交換手順も用意します。
ケーブルや端子が統一されていないと、電源があっても使えません。USB Type-C等の規格、必要出力、貸出・返却、残量確認を端末台帳へ含めると運用しやすくなります。
比較時に確認すべきポイント
1. 消費電力と必要時間:ポケットWiFi、スマートフォン、PC、POS等が何時間必要かを決め、定格容量だけでなく変換ロスも考慮します。
2. 給電規格と出力:端子形状、USB PD対応、必要ワット数、同時給電数を確認します。ケーブルも端末ごとに適合するものを備えます。
3. 回線と電源の分離:予備回線があっても同じ電源設備に依存すると、停電で同時に使えなくなる可能性があります。回線、端末、電源を別々に棚卸しします。
4. 保管・点検・交換:モバイルバッテリーは長期保管中も劣化します。膨張、異常発熱、端子破損を確認し、メーカー指定の保管・充電・廃棄方法に従います。
5. 運用責任者:誰が残量を確認し、どの機器へ優先配布し、いつ交換・回収するかを決めます。複数拠点では端末台帳と訓練記録を残すと管理しやすくなります。
回線と電源を一緒に棚卸しする
らくらくどこでもWi-Fiが向くケース
らくらくどこでもWi-FiのようなポケットWiFiは、固定回線工事前の店舗、仮設事務所、イベント、出張チーム、主回線障害時などに、複数機器へインターネット接続を用意したいケースの候補です。持ち運べるため、利用場所や担当者の変更にも対応しやすい特徴があります。
ただし、通信可能時間は端末のバッテリー、電波状況、接続台数、通信量、給電方法で変わります。導入時は回線条件だけでなく、対応する充電器・ケーブル、予備電源、保管場所、点検担当までセットで確認してください。
注意点、公式確認が必要な点
- 今回の協定は被災状況等に応じた避難所支援であり、企業や個人への機材提供を保証するものではありません。
- 提供機材や数量は、被災地の要望、被災状況、在庫状況などにより変わります。
- モバイルバッテリーの容量、出力、対応規格、保管温度、充電・廃棄方法は製品ごとに異なります。
- ポケットWiFiの稼働時間、対応充電器、給電しながらの利用可否は端末仕様を確認してください。
- 料金、通信容量、対応回線、提供エリア、契約・返却条件は変わるため、導入前に各社の最新公式情報を確認してください。
法人の予備回線相談
止められない業務から、回線と電源を整理しましょう
利用場所、必要台数、接続機器、必要時間、給電方法を整理すると、主回線と予備WiFiの役割を比較しやすくなります。
参照した公式情報
運用前に各社の最新情報をご確認ください
本記事は2026年7月27日時点の公式発表・案内をもとに編集しています。支援内容や提供条件、端末仕様は更新される場合があります。