2026年9月21日|通信業界ニュース

通信4社が5Gミリ波エリア拡大を共同検討|法人利用の確認点

KDDI、NTTドコモ、ソフトバンク、楽天モバイルは2026年9月16日、5Gミリ波の利用エリア拡大に向けた共同検討を開始すると発表しました。各社が自社のエリア展開を進めながら、基地局や中継器などの設備を事業者間で有効活用できる技術・運用方式を検討します。

ミリ波は高速・大容量通信に適する一方、遮蔽物の影響を受けやすい特性があります。今回の発表は将来の通信環境改善に向けた「検討開始」であり、現時点で全国のエリアが直ちに広がる、既存のポケットWiFiが自動対応する、通信速度が保証されるという内容ではありません。

この記事の要点

  1. 何が起きたか
  2. 法人利用への影響
  3. 比較時に確認すべきポイント
  4. らくらくどこでもWi-Fiが向くケース
  5. 注意点と公式確認事項

何が起きたか

通信4社は、28GHz帯を使う5Gミリ波について、利用エリア拡大の実現可能性と効率的な運用の仕組みを共同で検討・評価します。対象には5Gミリ波基地局や中継器などの技術・方式が含まれます。

ミリ波は広い帯域を利用でき、高速・大容量通信が期待されます。ただし、電波の直進性が高く、建物や壁などの遮蔽物の影響を受けやすいため、エリア拡大には多数の設備が必要になるという課題があります。

発表時点では、具体的な提供地域、開始時期、対応サービス、利用料金、対象端末は示されていません。法人の回線選定では、将来計画と現在利用できる通信条件を分けて判断する必要があります。

法人・店舗・現場・イベント・出張利用への影響

店舗

高画質映像や多数端末を扱う店舗では将来の選択肢になり得ますが、レジや予約端末は現在の屋内電波と安定性を実機で確認します。

現場・仮設事務所

大容量図面や映像伝送への期待はありますが、建物、資材、地形の影響を受けます。利用地点ごとのエリア確認と予備回線が必要です。

イベント

来場者が集中する会場での通信容量向上が期待されます。ただし、開催日に使える設備・回線・端末を事前に確認し、オフライン手順も準備します。

出張・営業

移動先で常にミリ波を利用できるわけではありません。広いエリアを重視する通常回線と、限定地点での高速通信を分けて考えます。

比較時に確認すべきポイント

1. 現在の提供エリア:将来の共同検討だけで判断せず、利用住所・会場・階・屋内外ごとに各社の最新エリア情報を確認します。

2. 対応端末:「5G対応」でもミリ波非対応の端末があります。ルーターの対応周波数、通信方式、SIM・プラン条件を確認します。

3. 業務に必要な性能:最大速度ではなく、決済、配信、Web会議、ファイル送信など業務別に必要な安定性・上り速度・遅延を整理します。

4. 設置環境:壁、窓、什器、車両、混雑、天候などで通信状況は変わります。実際の利用時間帯・場所で事前テストを行います。

5. 代替手段:固定回線、Sub6・4G、別事業者の回線、オフライン運用を組み合わせ、ミリ波や1台の端末だけに依存しない構成にします。

今使える通信を柔軟に確保

らくらくどこでもWi-Fiが向くケース

固定回線工事までのつなぎ、短期イベント、仮設事務所、出張など、持ち運びや短期間での導入を優先する場合はポケットWiFiが候補になります。将来技術の発表を待つのではなく、現在利用できる回線・端末・エリアで必要な業務を満たせるかを確認することが大切です。

ミリ波への対応有無だけで選ばず、利用場所の電波、通信容量、同時接続台数、上り通信、発送日、返却・解約条件、障害時の予備回線まで含めて比較してください。

注意点、公式確認が必要な点

  • 今回の発表は共同検討の開始であり、商用サービスの開始や具体的なエリア拡大を約束するものではありません。
  • 5G表示が出る場所でも、ミリ波ではなくSub6など別の周波数帯を利用している場合があります。
  • 基地局の共同活用が実現しても、契約中の通信事業者・プラン・端末の条件を越えて自由に接続できるとは限りません。
  • 提供エリア、対応端末、料金、開始時期、通信品質は、契約・導入前に各社の最新公式情報で確認してください。
  • ポケットWiFiの料金、容量、速度、対応回線、配送、補償、解約、返却条件も申込前に公式窓口で確認してください。

店舗・現場・イベントの回線相談

用途と利用場所から、今必要な回線を整理しましょう

利用場所、開始希望日、接続端末、通信量、止められない業務を整理すると、速度の表示だけに迷わず、自社に必要な回線と予備手段を比較しやすくなります。

法人向けWiFiを相談する ポケットWiFiを比較する

参照した公式情報

エリア・端末・提供条件は必ず最新情報をご確認ください

本記事は2026年9月21日時点の通信4社の公式発表をもとに編集しています。